WORK SHOP# 44 | ブックトークカフェ「ゴールデンウィークにおすすめの本」

ブックトークカフェ#9  〜みんなでつくるまちの図書館〜 「ゴールデンウィークにおすすめの本」

月1回、COSUGI COBOで開催している「ブックトークカフェ」。身近な「本」を通じて、武蔵小杉周辺の皆さんがつながる「場」を提供しています。

 

第9回は桜散りゆく4月10日、初夏の匂いがするほどの暖かい日中に開催されました。

 

この日のテーマは「ゴールデンウィークにおすすめの本」。今年のゴールデンウィークは、10連休の長いお休みとなる方もいらっしゃいます。お出かけもいいけれど、じっくりと読書の時間も取りたいところですね。「積ん読本」の消化や、旅のお供になる本、いつもはできないことに着手するきっかけになる本……。参加者それぞれの思う「ゴールデンウィークにおすすめの本」をお持ちいただきました。

 

今回集まった、「ゴールデンウィークにおすすめ」の本たち。

・ 高校生が演じた「弱法師(よろぼし)」を観て感銘を受けて読み始め、ここから新しい世界の広がりを楽しみにしている「近代能楽集」(三島由紀夫)

・ 新年度の疲れが出るゴールデンウィークに、写真を眺めながら清々しい気持ちになってもらいたい「あさの絵本」(詩・谷川 俊太郎 , 写真・吉村 和敏)

・ 大学1年生になった昨年、ハーバード大学の生協で購入し、またあのときのような新たな生活に取り組むために読み直そうと思っている「Nine Things Successful People Do Differently」(Heidi Grant Halvorson)

・ 誕生日366日分の作品を取り上げる”BIRTHDAY BUNKO”で手に取った。自分と同じ誕生日というだけではなく様々な縁を感じる一冊「戦いすんで日が暮れて」(佐藤愛子)

・ 異色の音楽家としての武満徹の生涯を知ることに加え、立花隆のインタビュー術を知る一冊。二段組、800ページ近い大作だからゴールデンウィークに挑戦したい「武満徹、音楽創造への旅」(立花隆)

・ 4月から学年が上がり、新しい生活が始まってバタバタしていた。これを読んで4月の生活を見直し、5月から落ち着いていきたい「フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~」(ジェニファー・L・スコット)

 

ハバタクからは、「モモ」(ミヒャエル・エンデ)から「6:インチキで人をまるめこむ計算」を紹介しました。

1973年にドイツで出版されたこの作品は、時間という抽象的な概念を取り上げながら、合理主義や効率主義が生む社会の歪みや暴力、それが人に与える負の影響を暴き、資本主義の経済システムに対する警鐘と解釈されるなど、世界中で愛されています。

 

参加者からは、「時間の節約、それはなんのために?手段が目的化してしまうことはよくあるのでは?」「時間を人から削り取られるか、自ら時間を作り出しているかは、全然違う」「もっとよくなりたいと思う気持ちと、現在の自分の状況にギャップを感じたとき、気づかないうちに弱みにつけこまれてしまう」「“これでいいのかな、よかったのかな”と漠然と思うときはあるが、人からの評価を聞くのではなく、“自分はこれでいいのだ”と思えるか」「情報が多すぎて何がいいのかわからなくなってしまうときがある」「ただ聞いてくれる、モモのような存在が近くにいてくれたら」「自分の中にもモモ的なものと、灰色の男的な性質がある」などなど、たくさんの言葉が出ました。「この本は、何度読んでも新たな発見がある」という感想も聞かれました。

 

「モモ」は、今の時代だからこそ、響く部分がたくさんありそうです。連休中、時間があればぜひ読んでみてくださいね。

COSUGI CAFEには皆さんの植本により「OH!SUGI(街の図書館)」が育っています。

是非、「みんなの感想カード」なども参考にして、植本された本を片手にリラックスタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか!

次回の開催は5月21日(土)10:30~13:00。テーマは「“二度と読まない!”と思った本」です。

毎回テーマは、参加した皆さんで決めています。この話し合いもなかなか楽しいですよ!

読書会がはじめての方も大歓迎です。ご参加お待ちしております!

それではみなさん、ゴールデンウィークも素敵な読書生活を!

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