WORK SHOP# 53 | ブックトークカフェ「意外とおもしろかった本」

月1回、COSUGI COBOで開催している読書会「ブックトークカフェ」では、身近な「本」を通じて、武蔵小杉周辺の人々がつながる「場」を提供しています。一人ひとりの「好き」や感じ方の違いに耳を傾け、その違いを豊かなものと感じられる場を目指しています。

 

今回のブックトークカフェは、セミが元気に鳴いている7月23日に開かれました。この日のテーマは、「意外とおもしろかった本」。人からすすめられて、話題になっていて……など、「それほど期待せずに読んでみたら、意外とおもしろかった本」を、皆さんが選んで持ってきてくれました。

 

皆さんが紹介してくれた本は、こちらです。

・夜を乗り越える(著・又吉 直樹)

ただのタレント本だと思って敬遠していたが、読書会の課題本となったことをきっかけに読んでみたら、「なぜ本を読むのか」、「本の良さ」について、ていねいに書かれていた。本に対する著者の愛情や真摯な思いを感じて、胸を打たれた一冊。

 

・猫を抱いて象と泳ぐ(著・小川 洋子)

友人に薦めてもらい、「意外とおもしろい」というシチュエーションをみずからつくりだしてみた。なじみのないチェスの話が出てくるが、チェスをめぐって交わされるやり取りの中に、自分の知らなかった世界を見ることができ、おもしろかった。

 

・ぼくのくれよん(著・長 新太)

娘が小さいときに、何度も「読んでほしい」とせがまれた本。はじめはどこに魅力があるのかわからなかったが、子どもが見ている世界を自分も一緒に見てみたら、「大人が読ませたい本と子どもが読みたい本は違うのかもしれない」と思い始めた。絵本にハマるきっかけになった、忘れがたい一冊。

 

後半は、ハバタクスタッフから「自分を育てる読書のために」(著・脇 明子,小幡 章子)を紹介し、全員で読みました。

 

皆さんからは「自分のことをよく理解し、今の自分にぴったりな本を差し出してもらえることは、本当にうれしいので、こんな人がほしい!」「自分も人に本をすすめる仕事ができる人になれたらいいな」という感想があがりました。

これまでに出版された本という大海の中から、一冊、二冊をつかんでいくのは、途方もない作業です。そんな思いはみなさんも経験されたようで、「小さい頃に、誰かがよい読書体験に導いてくれたら、本選びの軸ができて、一人でも選べるようになっていくよね。」という意見も出ていました。そうこう場が盛り上がるうちに、話は読書会の内容へ……。

 

今回の読書会のテーマについては、「とても難しかった」という感想があがりました。皆さんにその理由を聞くと、「そもそも期待値の低いものに手を出さない」とのこと。確かに、自分のアンテナにひっかかるものを選び、時にはレビューを読んで確認してから、本を手にとることが多いですよね。しかし、いつも確実なところを狙っていくのではなく、「必要に迫られて読んでみたら、意外におもしろかった!」という体験もまた味わい深いものです。

 

ブックトークカフェは、評したり論じたりすることは専門家に任せて、好きなところ、嫌いなところ、思い出したこと、わたし(あなた)だったらどうするか……などを自由に話す場所です。少人数なので、読書会に参加したことがない方も、ゆっくりたっぷり話せます。

また、紹介いただく本は、ご自宅の本棚から選んでも、図書館で借りても、書店で購入してもOKです。

 

次回8/20(土)10:30~13:00のテーマは「こわ〜い本」。皆さまのご参加をお待ちしております!! お申し込みはこちら>http://everevo.com/event/32570

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