WORK SHOP#68 | ブックトークカフェ「2016年をふりかえる本」

COSUGI CAFÉで月1回開催している読書会「ブックトークカフェ」は、身近な本を通じて、武蔵小杉周辺の人々が交流する場です。一人ひとりの「好き」や感じ方を話し合い、その違いを豊かなものと感じられる雰囲気を大切にしています。

 

ブックトークカフェ#17~みんなでつくるまちの図書館~「2016年をふりかえる本」

2016年最後のブックトークカフェは、「2016年をふりかえる本、あつまれ!」をテーマに開かれました。この一年のベストオブベストな本や2016年を象徴するような本、今年出会って印象深かった本、ついに読めなかったあの積ん読本……など、たくさんの本が集まりました。

 

・「ちいさなうさこちゃん」(著・ディック・ブルーナ, 訳・いしい ももこ)

子どもの頃から読んできた大切な本。これで初めて天使の存在を知った。今年に入ってからずっと自分の周りに「天使の存在」を感じていて、これから自分が変質していく前兆なのかもしれないと思っている。

 

・「てまえみそのうた: うたって おどって つくれる 絵本」(著・小倉 ヒラク,コージーズ)

創業150年の甲府の五味醤油さんが作った本。現地を訪れたときに購入した。歌いながら味噌が作れてしまう楽しい絵本。ここ2~3年、つくり手の顔が見える食品をできるだけ買いたいと思うようになった。同じように見える完成品でも、つくられる過程に目を向けたい。

 

・「クレイスイーツ100レシピ~スイーツデコリーナPart2」(著・鈴山 キナコ)

物心ついたときから食べ物を観察するのが好きで、趣味は食品サンプル集め。友人にあまり理解されないのがさびしいが、自分でも作ってみたくてこの本を買った。疲れたときには、棚に飾られた食品サンプルを眺めて癒される日々。

 

・「レコード・コレクターズ増刊 英国ロックの深い森 1955-1975, 1976-1990」(著・和久井 光司)

この2冊があれば、一日トイレに籠っていられる。幸せの2冊。

 

・「かいじゅうずかん」(著・米津 玄師)

シンガーソングライターやイラストレーターなど多彩に活動するアーティスト、米津玄師の初めての単行本。新しいことをやっている人が好きだから買った。細かいタッチの絵はこれから時間をかけて見たい。

 

・「アンジュール―ある犬の物語」(著・ガブリエル・バンサン)

20年前、本屋に通ってはいつも眺めていた本。大切なものを手の届かない距離においておきたい気持ちがあり、あえて買わなかった。そんな思い出もずっと忘れていたが、今年あるセレクトショップで再会し、「今なら」と思わず購入した。字がなく鉛筆デッサンだけで綴られているが、犬の表情や感情が伝わってくる印象的な絵本。

 

・「このあとどうしちゃおう」(著・ヨシタケ シンスケ)

ヨシタケシンスケさんお得意の楽しい妄想が満載。死を扱っているのに前向きで、亡くなった人自身が死の体験をどう捉えていたのかを知ることができる、珍しい絵本。

 

・「勝つ!百人一首 競技かるた完全マスター」(監修・岸田 諭)

本格的に競技かるたをやり始め、大会にも出場した思い出深い1年だった。以前はかるたで速く強くなるということにさほど興味はなかったが、取り組んでみると新たな景色が見え、かるた仲間との結びつきも強くなった。

 

・「マイルール 自立のすすめ」(著・辰巳 渚、絵・朝倉 世界一)

毎日小学生新聞の連載を愛読している(20年ぶりに購読している新聞が毎小という大人!)。単行本のほうはなぜかカラーでなくて残念だが、主人公のまきっぺが、いちいち、いい。注目の漫画家さんによるマンガ。

 

「笑わせて笑わせて桂枝雀」(著・上田 文世)

上方落語のことも枝雀師匠のこともよく知らなかったけれど、追っかけもしている大好きなミュージシャンのお父さんが桂枝雀ということで手に取った。家族写真も載っていて、父子・家族の関係などについて知ったことで、そのミュージシャンの歌詞や音楽がより深く感じられるようになった気がする。

 

・「たいせつなわすれもの」(著・もりむら やすまさ)

ヨコハマトリエンナーレを記念してつくられた絵本。アートディレクターで美術家の森村泰昌さんが作品を選び文章を綴っている。1800円の本が古本屋で200円で買えたので、「掘り出し物!」な気持ちがとても大きい。内容もとても気に入っていて、2016年はこの本が買えて本当によかった!

 

・「パンダ銭湯」(著・tupera tupera)

秋田県五城目町の絵本屋さんで購入。意外性あふれる、細かなところまで「全部パンダ」な世界が楽しい。

 

・「思春期をめぐる冒険―心理療法と村上春樹の世界」(著・岩宮 恵子)

村上春樹の著書の分析本は多いが、村上春樹の小説の世界に置き換えることで、思春期の少年少女たちに起こっていることを解き明かそうとする試みが興味深い。思春期つながりで、今年40歳にしてようやく「思春期が終わった」のが喜ばしくて紹介した

 

2016年をテーマにしながら、1年という単位はこれまでの歩みの延長だということを、一人ひとりのお話を聞いて感じた回でした。1日1日が慌ただしく過ぎる年末に、こうして皆さんで1年をゆっくりと振り返れたのは貴重な体験でした。いつもより人数も増えて、わいわい楽しいひとときでした。

 

最後に、突然ですが、お知らせです。ブックトークカフェは、2017年2月をもってクローズすることとなりました。これまでご参加くださった皆さま、ご関心をお寄せくださった皆さま、本当にありがとうございました。いつもの持ち寄り型の読書会の開催は2017年1月が最後となり、2月からは読書会を主催してみたいという方を対象とした「ブックトークカフェ(読書会)のつくり方」ワークショップを開催いたします。ちょっと話を聞いてみたい!という方も大歓迎です!

 

◎1/28(土)10:30 ~ 13:00 テーマ「新しいことをはじめたくなる本、あつまれ!」

お申し込みはこちらから > http://everevo.com/event/36076

 

◎2/19(日)14:00-16:30

「ブックトークカフェ(読書会)のつくり方」ワークショップ

お申し込みフォームは準備中です。詳細が決まり次第、トップページのイベントカレンダーに掲載いたします。

 

みなさまのご参加、心よりお待ちしております!

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