WORK SHOP#25|コスギソン ~コミュニケーションが生まれるカフェをハックする~

コスギ住民による、コスギ住民のためのハッカソン「コスギソン」

 

9月12〜13日、「コミュニケーションが生まれるカフェをハックする」をテーマに、“最新のIT技術やガジェットを使ってCOSUGI CAFEを拡張する”2日間の地域密着型ハッカソンが開催されました。ハッカソンとは「ハック」と「マラソン」を組み合わせた言葉。エンジニアやデザイナーを中心としたチームが、短期集中型でテーマに沿ったプログラムやサービスの開発を行う、世界各地で開催されている“お祭り”です。

 

COSUGIといえば、タワーマンションや大型商業施設が立ち並ぶ住宅地ですが、その一方で、大企業の工場や研究所なども多く、“エンジニアの街”、“モノづくりのエッセンスがある街”といった側面もあります。このような環境を生かし、地元の技術者やクリエイター、地域方々が集まって新しいものを生み出そうと、今回の「コスギソン」が生まれました。

 

当日は、HackCamp代表の関治之さんをオーガナイザーに迎え、エンジニアコミュニティ「Tokyo Motion Control Network」と「Yahoo! JAPAN」のmyThingsチームがメンターとして参画しました。そして、会場には、iBeaconやKinectなどのセンサーデバイス、バーチャルリアリティ用ディスプレイ「オキュラスリフト」、色や明るさをスマホで自在に変えられる「hue」、カラフルな電子ブロック「MESH」、スマホなどで遠隔操作できるロボット「PLEN」、Yahoo! JAPANの「myThings」など、多種多様な最先端のガジェットが用意されました。

 

幅広い世代の住民が参加した「アイデアソン」

初日は「アイデアソン」と題し、エンジニアやデザイナーのほか、COSUGIに住む方々にも参加してもらい、武蔵小杉を活性化するアイデアを出すワークショップを実施しました。

 

アイデアを考えたあとは、お互いに自分のアイデアを見せ合い、意見を交換します。人と話していく中で、それぞれのアイデアがよりおもしろく、厚みのあるものになっていきました。

 

エンジニアやデザイナーが27時間で集中開発する「ハッカソン」

午後からは「ハッカソン」がスタート。27名が5組に分かれて、「アイデアソン」で出たアイデアを形にしようと27時間の短期集中で開発を進めていきました。多様性にあふれるCOSUGIの街を象徴するように、ハッカソンには、小学生から高校生・大人まで、そして男性も女性も約半分ずつ集まりました。

 

27時間の「ハッカソン」を経て、いよいよ成果を発表する最終報告会へ。再び地域の皆様にも会場にお越しいただき、COSUGI CAFEは満員状態に!各チームが、スライドを活用した「プレゼンテーション」と、実際のプロトタイプを触って体感する「タッチアンドトライ」によって、成果を発表しました。

 

オセロをリアルタイム中継しながら街ぐるみで戦う「COSUGI Othello」、カフェのテーブルに地図を投影し、MESHで情報閲覧や登録ができる「CO杉ハンター’s CAFE」、センサーで来ている人がわかるようにし、教えたい人と学びたい人をつなぐ「コスギ授業カフェ」、地域のシニア層とママたちをマッチングする、COSUGI CAFEでの子ども預かりサービス「CO-SODATECAFE」、脳波を測定して盛り上がりを判定し、コスギのスターを育成する「今月の嵐!」と、COSUGIの街に根ざした、ワクワクするようなサービスが生まれました。

 

プレゼンテーションのあとは、各分野の専門家による審査員チーム、来場者による投票により、各賞が発表されました。審査基準は「テーマ性」「アイデア」「ユーザー体験」「完成度」の4つです。最優秀賞「コスギ賞」に輝いたのは、「CO杉ハンター’s CAFE」。メンバーの方々は、子供やお母さんなど世代も幅広く全員女性でした。“カフェの利用者がCOSUGIのおすすめ情報を登録し、次に来た人がその情報を受け取ってさらに登録していく”という、時間を超えたつながりを創出できる点が評価されました。まさに「コミュニケーションが生まれるカフェをハックする」というテーマにふさわしいアウトプットでした。

 

最終報告会を終えて、懇親会は参加者同士のつながりをさらに深める時間に。それぞれの感想を伝えたり、開発の裏話を聞いたりと、やっと一息つけた様子。COSUGIの多様性や、まちに対する思いの力をひしひしと感じる2日間でした。今回の成果は、近い将来、コスギカフェに取り入れられるよう検討を進めています。今回のイベントのエネルギーをこれからのCOSUGIの活性化につなげていきたいと思っています。

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