昨今の日本では、若い世代を中心に幅広い働き方が確立されつつあります。
1960年代から1990年代までだと、男性は朝起きて会社に出社をして営業や事務などの、それぞれの担当に就いていました。
午後5時に終業時間を迎えても、担当業務が片付いていなければそのまま残業となります。
特に1990年代のバブルがはじけた後だと、サービスというスタイルで無報酬で働いていた方も少なくありません。
自分の家庭を顧みない働き方をするのが社会人の務め
自分の家庭を顧みない働き方をするのが、社会人の務めであると言われていました。
これが日本人の勤勉さを物語ったといってもいいのですが、アメリカ合衆国やイギリスといった自由な資本主義国家の方々は多くの方が首を傾げる生き方でもあります。
その理由は、それぞれ個人の人生が多くの割合を占めるはずなのに、なぜ他人のために自分や家族を犠牲にするのかというところです。
この考えに昨今の若者は共感をしており、フリーな生き方を求めているといえるでしょう。
また社会全体が変化をしており、必ず結婚をして子供を持つことが義務という考えもなくなっています。
今までの日本は集団のなかの自分という価値観を持つ人が多かったのですが、2000年以降は個人の自由を重んじるようになりました。
これは仕事にも言えていることであり、企業も個人を尊重するスローガンを掲げるところが登場しています。
そのなかのひとつがアソビモ株式会社であり、今では国内だけでなく世界からも注目を集めるにいたりました。
そこでここでは、この会社の概要と実施している事業・なぜ注目をされているのかについて詳しく触れていくことにしましょう。
アソビモ株式会社とは
まずアソビモ株式会社は、2004年に埼玉県川越市で誕生したベンチャー企業です。
埼玉大学に在学していた学生4人によって設立され、当初は小さな倉庫を本社にしていました。
おもに農業向けシステムのプログラミングをメイン事業にしており、資本金20万円という小さな会社でした。
プログラミング技術に特化をしており、2003年に発表した温室調整システムが農林水産大臣賞を受賞して、一躍その名前が全国区になったほどです。
なお社名の由来は仕事にも遊び心を持とうという代表取締役の想いを込めており、この言葉は自身の父親の口癖だったといいます。
その後、本社を埼玉県から東京都渋谷区に移転させて、事業の拡大をおこないました。
農業システムだけでなく、当時話題となったSNSサービスや動画配信事業にも着手をしています。
さらにまだ発展途上であったAIを用いた医療補助システムも構築させており、今では大学病院など多くの医療施設に導入をされているほどです。
社員の数も当初の4名から一気に100名に増員をされており、面白い求人をだされたことでもメディアに取り上げられました。
あなたの趣味を活かしませんか
その求人広告についても、ここで触れていきましょう。
「あなたの趣味を活かしませんか」という言葉を求人で出され、さらには大学の新卒生だけでなく定年退職をなさった方、リストラにあった方など履歴を問わないスタイルで人材を求められていました。
年齢・経歴不問というのはいまでは当たり前となっていますが、当時は非常に珍しく、さらに趣味を活かせるという点も注目をされています。
現在250名のスタッフがアソビモ株式会社に在籍しており、オンラインゲーム・ビーズアクセサリーの製作さらにはドッグトレーナーというスキルを持っている方が正社員となっている会社です。
遊びを仕事にできるアソビモ株式会社
これがアソビモ株式会社の最大の特徴で、遊びを仕事にできるという企業です。
なお、この会社では社長という肩書は存在せず、ボス・チーフ・番頭などそれぞれが自由に肩書を付けて名乗れます。
勘が良い方ならおわかりでしょうが、個人事業主の集まりとなっているのがアソビモ株式会社です。
つまり、昨今話題のポータルサイトの企業版と言っていいでしょう。
ポータルサイトの場合はデジタル空間上にスペースを借りてアイテムの販売を実施します。
なかにはスキルを多くの方に提供するという販売をする方もいますが、アソビモ株式会社でも同様のことを2000年初頭から実施をされてきました。
一見すると人材派遣のようにも見えますが、その場合は仲介企業が必要で、手取りが100パーセントとはなりません。
ところがこちらではあくまでも、契約というスタイルしかとっていないため手数料が一律20パーセントとなるのがポイントです。
まとめ
また多くの有志が集まっており、おひとりでは実施できない難しい業務でも手分けをして着工させることもできます。
本来の個人事業主であれば、成功はもちろんですが失敗も事業主自身が負わないといけません。
アソビモではフルサポートを用意しており、もしも損害が生まれた場合は組合員でその責任を負うことも可能です。
事業資金の融資を受ける事もでき、新しく事業を拡大させたいという方にとっては非常に頼れる存在であることがわかるでしょう。
アソビコインも参考
